2024年7月、Appleが発表した「Apple Intelligence」についての記事になります。
Apple Intelligenceとは
Apple IntelligenceはiPhone、iPad、Mac向けの人工知能として発表されました。
Apple Intelligenceではチャット形式で音声やテキストでのやりとりができたり、そのままアプリの操作も可能になります。
さらに、テキストの生成や画像の生成といった生成機能も可能に。
ここではアプリ操作の機能についてピックアップして見てみたいと思います。
もうなにもしなくていい。あなたはただしたいことを言うだけ。
例えば複数のお客様からメールにて会議やお問合わせの連絡が入っていたとします。その場合、あなたはそれぞれの会議の時間、場所、その他諸々をカレンダーに打ち込まなければなりません。1、2件ならまだしも、何十件とあった場合それらを整理するだけで大変です。
しかし、Apple Intelligenceなら一言。
「メールにある予定をカレンダーに追加して」
これで終わりです。
わざわざ「どのメールを」「どの人からの」など言わなくてもいいのです。
Apple Intelligenceがメールアプリから予定のあるメールをそれぞれ探し出し、カレンダーに自動で追加してくれるのです。それどころか、現在の場所からその移動先までの交通状況や交通機関の運行状態なども調べ、教えてくれます。
このように、一つの命令で色々なアプリを経由して自動で操作してくれるので必要な情報を探したり調べたりする手間が無くなります。
エンジニア開発の効率が爆上がりする未来しか見えない
現在でもChatGPTなどを使用してエンジニアは開発効率が上がり、誰でも楽に開発ができる時代になってきていますが、Appleユーザーはそれがさらに加速します。
Apple Intelligenceが開発エディタや自分がよく使う作業アプリに対応すれば、それらを経由したり調べながらなどせず、ただ開発したい内容を伝えるだけでそれらの資料を全て探し出し、考慮して出力してくれます。以下仕事で自動化できそうなことを記載してみました。
仕事で自動化できること
- メールの返信:今までのやり取りの内容を踏まえ、自動で返信内容を考えてもらい自動で送信。
- 予定管理 :メール、その他アプリでのやり取りから全ての予定を自動でカレンダー追加。
- ファイル送信:「この前用意したファイルをこの人に送って」と言うだけでそのファイルを自動で探し送信。
- 設計書作成 :「この会議のログを元に設計書作って」と言うだけで自動作成。
- コード作成 :「こういうアプリ作って」と言うだけで自動作成。
これは個人的な願望ですが、現在のChetGPTでも目的を伝えればコードを書いてくれたりはします。しかし、Apple Intelligenceなら手元にある設計書や仕様書、FigmaなどのUI/UXイメージなど散らばっている必要な情報を全て考慮して出力してくれるので、近い将来エンジニアは命令するだけで開発が完了する日が来るかもしれません。
まとめ
今回はApple Intelligenceについて紹介しました。
今回紹介した機能はほんの一部で、テキスト自動作成や連絡の重要度理解、画像や絵文字の作成など、まだまだ色んな機能があります。
日本でリリースされるのが待ち遠しいです。
Appleユーザーは仕事が全て自動でできる日が来るかもしれません。
いや、来い!!!
参考
・https://www.gizmodo.jp/2024/06/wwdc-apple-intelligence-matome.html
・https://aismiley.co.jp/ai_news/what-is-apple-intelligence/
・https://gigazine.net/news/20240611-apple-intelligence-wwdc24/
・https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/06/introducing-apple-intelligence-for-iphone-ipad-and-mac/
・https://www.youtube.com/watch?v=RXeOiIDNNe